点字ブロックの上に並ぶのはやめてほしい*盲ろうの友人を見ていて思うこと
こんにちは、ふなさんです。
駅で電車を待っていると、けっこうな確率で点字ブロックの上に立って電車を待つ人を見かけます。 これ、かなり危ないと思うんですよね。
今回は、点字ブロックの上に立って電車を待つのはやめてほしいと思う理由についてお話していきたいと思います。
①点字ブロックの上で並ぶのがなぜ危ないのか
点字ブロックの上に立つという行為は、ホームに転落防止用のガードがある駅で多いように感じます。
私は普段、ホームガードのある駅とない駅を両方とも利用しているのですが、ホームガードのある駅では高確率で点字ブロックの上に並んでいる人を目撃します。
まず、点字ブロックは視覚の不自由な方のためにあるものです。
その上に立つということは、視覚の不自由な人の歩く道をふさいでしまうということになります。 ホームぎりぎりの場所でお互いがぶつかって転倒すれば命の危険もあります。
②私が目撃した危ない場面
いつものように駅で電車を待っていると、離れたところの点字ブロックの上に立っていた人と、歩いてきた目の不自由な人がぶつかってしまうという場面を目撃しました。
目の不自由な人は転んでしまい、びっくりした様子だったのですが、驚いたのは点字ブロックの上に立っていた人の対応でした。
点字ブロックの上に立っていた人は、「ぶつかってんじゃねえよ!ちゃんと前見て歩け!」と怒鳴り、はっきりと聞こえるような舌打ちをしました。
周りの人が転んでしまった人に手を差し伸べに行っていましたが、怒鳴っていた人は、人としてどうなの…?という気持ちでいっぱいになりました。
ホームガードのある駅なので、転落事故などはありませんでしたが、急に転んでしまい、かなりびっくりしたのではないかと思います。
③盲ろうの友人から聞いた話
私には盲ろう(目も耳も不自由)の友人がおり、普段は触手話(触って手話を読み取る)で会話しています。
その友人に私が駅で見たことを話すと、「そういうこと、よくあるよ~」と言っていました。
その人自身はあまり点字ブロックは使っていない(感覚で歩く)らしいのですが、ぶつかってしまったときによく怒鳴られるそうです。
怒鳴られても聞こえないけれど、何となくその場の雰囲気で「悪いことしちゃったな…」と感じ取るのだとか。
それにしても、ただぶつかっただけの人に対して怒鳴るというのは、相手が盲でも盲ではなくても、どうかと思います…。
④点字ブロックの上に並ぶ人がいなくなるといいな
駅のホームが混雑していたりでやむを得ず点字ブロックの上に立つ人もいるかもしれません。
しかし、ホームで「危ないですので黄色い点字ブロックの内側までお下がりください」とアナウンスされているように、点字ブロックの内側に立つことで自分自身の身を守ることにもつながります。
点字ブロックの上に並ぶ人がいなくなるといいなと思います。